航空自衛隊のF35戦闘機、訓練飛行中に消息絶つ
香港(CNN) 防衛省によると、航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが9日夜、太平洋上で消息を絶った。
所属する三沢基地から同型の3機とともに訓練飛行に出発したが、東約135キロの太平洋上で通信が途絶えた。操縦士1人が行方不明となり、捜索が続いている。
F35は米ロッキード・マーチン社製の高度なステルス機で、通常離着陸用のA型、短距離離陸・垂直着陸が可能なB型、空母艦載用のC型がある。日本は昨年12月までにA型105機、B型42機の調達を決めた。不明機を含む三沢基地の十数機は先月末に運用を開始したばかりだった。
日本のF35は現在、米国内と愛知県で組み立てられている。
F35と自衛隊隊員=2016年、米アリゾナ州/US Air Force/Tech. Sgt. Louis Vega Jr.
昨年9月には米海兵隊のF35Bがサウスカロライナ州で墜落した。米国防当局は燃料管の不具合が原因との見方を示し、F35の運用を一時的に停止して検査を実施した。