![祭壇の周囲にたまったがれきの山=16日/Christophe Morin/Bloomberg via Getty Images](/storage/2019/04/17/759e19d3525bd5695230a5b3adbbd935/35135887_002.jpg)
写真特集:ノートルダム大聖堂で火災、尖塔焼失
祭壇の周囲にたまったがれきの山=16日/Christophe Morin/Bloomberg via Getty Images
パリ(CNN) 仏パリ中心部の世界遺産、ノートルダム大聖堂で15日、大規模な火災が発生した。火は数時間にわたって燃え続け、尖塔(せんとう)が焼失するなどの被害が出た。
住民が息をのんで見守るなかで、尖塔は炎に包まれて傾き、燃えさかる屋根に崩れ落ちた。
仏内務当局者は15日深夜、現地で記者団に「すでに火の勢いは衰えた」と語り、建物の北塔と南塔は無事だと述べた。
現場に出動したチームが聖堂内の美術品などを運び出した。
出火原因は不明。大聖堂は改修工事中で、一部に足場が組まれていた。当局には最初、屋根裏から火が出たとの通報があったという。
![大聖堂は改装工事中だったという/FRANCOIS GUILLOT/AFP/Getty Images](/storage/2019/04/16/c1b0d801e8e0ac13f92d236da8f3a37d/notre-dame-fire-middle1.jpg)
大聖堂は改装工事中だったという/FRANCOIS GUILLOT/AFP/Getty Images
内務省によると、現場には約400人の消防士が出動した。消防車は午後のラッシュに阻まれ、大聖堂までたどり着くのに時間がかかったという。消防当局の発表によると、消防士1人が重傷を負った。
住民からは「パリのシンボルなのに」「ノートルダムのないパリはもはやパリではない」と嘆く声が上がった。