ノートルダム火災悼み一斉に鐘鳴らす、仏全土の聖堂

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国内100以上の宗教施設が一斉に鐘を鳴らし、ノートルダム大聖堂との連帯を示した/ERIC FEFERBERG/AFP/Getty Images

国内100以上の宗教施設が一斉に鐘を鳴らし、ノートルダム大聖堂との連帯を示した/ERIC FEFERBERG/AFP/Getty Images

(CNN) 火災で損壊したパリのノートルダム大聖堂を悼むためフランス国内にある100以上の聖堂などが17日夜、鐘を一斉に打ち鳴らす行事を催した。

連帯を示す行事には、有名なシャルトル大聖堂、マルセイユやストラスブールにある各大聖堂、パリのサクレ・クール寺院などが参加。鐘の音はフランス時間の17日午後6時50分ごろに一斉に響きわたった。

ノートルダムの火災は15日に起きていた。

フランス国内だけでなく英国、カナダや米国を含む諸外国の聖堂や教会も16日に支援を表明するため鐘を鳴らしていた。また、イタリアやボスニア・ヘルツェゴビナなどでは国内の有名な施設などをフランス国旗(トリコロール)の模様の照明で飾った。

ロンドンにあるウェストミンスター寺院の鐘の音が広がった英国のメイ首相は「フランスとその国民と我々との団結を打ち出すためのもの」と強調。復活祭を前にした聖木曜日には英国内の聖堂や教会がもう一度、結束を打ち出す鐘を鳴らすと述べた。

フランスの司教会議はノートルダム大聖堂の火災について、「フランスのカトリック教をはるかに超えた影響を及ぼす衝撃事」と評していた。

パリの象徴的な建造物とも言われた大聖堂再建を打ち出したフランス政府に呼応し献金運動も世界規模で広がっている。

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