旅客機が前輪なしで着陸、パイロットに称賛の声 ミャンマー

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前輪が格納されたままとなり、機首を滑走路にこすらせて着陸した旅客機/Myanmar National Airlines/Myanmar National Airlines

前輪が格納されたままとなり、機首を滑走路にこすらせて着陸した旅客機/Myanmar National Airlines/Myanmar National Airlines

(CNN) ミャンマーの空港で12日、前輪が出ない不具合に見舞われた旅客機1機が後輪のみでの着陸を成功させる出来事があった。乗客らの窮地を救ったパイロットに称賛の声が寄せられている。

ミャンマー・ナショナル航空が運航する同機は、ヤンゴンからマンダレーへと向かっていた。同社の声明によると、着陸装置の異常に気付いたパイロットは緊急の手順に従い、機体の重量を軽くするため燃料を投棄。続いて後輪を接地させ、機首の角度を滑走路に向かって慎重に下げていった。

機首の底面が滑走路に触れると、そのまま25秒ほど路面をこすって進んだ後で機体は停止した。

機内で撮影された映像には、機体の下部から煙の立ち上る様子が映っている。無事に着陸すると乗客らは乗降口の方へ我先にと押し寄せた。

現場には緊急車両が駆け付け、機首が滑走路に接したままの機体の周りを取り囲んだ。ミャンマーの運輸相はロイター通信の取材に答え、「パイロットは素晴らしい仕事をした」とたたえた。

ミャンマーでは今月8日にも、ビーマン・バングラデシュ航空機が着陸時に滑走路を外れ、少なくとも17人が負傷する事故が起きていた。

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