豪総選挙、与党連合が予想外の勝利 モリソン首相続投へ

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家族とともに壇上に立ち、支持者の声援に応えるモリソン首相=18日/Tracey Nearmy/Getty Images AsiaPac/Getty Images

家族とともに壇上に立ち、支持者の声援に応えるモリソン首相=18日/Tracey Nearmy/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) 18日投開票のオーストラリア総選挙は、与党保守連合(自由党、国民党)が下院選(定数151)で予想外の勝利を収め、モリソン首相の続投が確実になった。

モリソン氏は18日夜、最大都市シドニーで支持者らを前に「私はいつも奇跡を信じてきた。今夜も我々に奇跡が起きた」と述べ、勝利を宣言した。「勤勉に働き、事業を起こし、家庭を持ち、マイホームを買う『静かな国民』」が勝利をもたらしたと語った。

保守連合は18日深夜までに下院の少なくとも71議席を確保した。過半数を占めるには76議席が必要とされる。

優勢が伝えらえていた野党労働党のショーテン党首は、南東部の主要都市メルボルンでの演説で敗北を認め、「我々が易しいことでなく、正しいことを主張したのを誇りに思う」と語った。

労働党は選挙戦で、地球温暖化対策への取り組みと富裕層への増税、教育や医療の拡充などを訴え、世論調査では常に保守連合より高い支持率を維持していた。

かつて保守連合を率いていたアボット元首相は落選した。

総選挙では上院(定数76)の半数も改選された。ニュージーランドの銃撃事件は同国の移民政策が原因だと発言して波紋を呼んだ極右のアニング議員は議席を失った。

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