エッフェル塔、男よじ登り騒ぎで閉鎖 観光客ら避難 パリ
パリ(CNN) フランス・パリで20日午後、観光名所のエッフェル塔(高さ324メートル)に男がよじ登り、警察に取り押さえられた。この騒ぎでエッフェル塔は閉鎖され、観光客が避難したり足止めされたりする事態になった。
警察は、男が取り押さえられたことを確認した。エッフェル塔によじ登った動機は分かっていない。
エッフェル塔は、側面からよじ登る男の姿が目撃されたことを受けて観光客を避難させ、男が取り押さえられるまで7時間以上、封鎖された状態が続いた。
インターネットには、タワーをよじ登る男の動画や写真が出回っている。
WHY WOULD YOU CLIMB UP THE EIFFEL TOWER pic.twitter.com/wynQOUl2vR
— Paige (@PaigeMcSorley) 2019年5月20日
アイルランドから観光で訪れていたクレア・マーフィーさんはCNNの取材に対し、現地時間の午後2時15分ごろから封鎖が始まり、自分は最上階で足止めされたと話している。
エッフェル塔には年間約700万人が訪れる。1889年の完成から先週で130年を迎えていた。
過去には2015年にも3人がよじ登る騒ぎがあったほか、10年と13年には爆弾予告や治安上の懸念から観光客が避難。15年にパリで起きた連続テロでは2日間にわたって閉鎖された。
17年には安全対策を強化するため、土台部分を囲む厚さ65ミリの防弾ガラスが張り巡らされた。