金与正氏、板門店を訪問 金大中氏の妻死去で弔意伝える

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板門店を訪れ弔意を伝えた金与正・党宣伝扇動部第1副部長=12日/Handout/South Korea Unification Ministry via AP

板門店を訪れ弔意を伝えた金与正・党宣伝扇動部第1副部長=12日/Handout/South Korea Unification Ministry via AP

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹である金与正(キムヨジョン)党宣伝扇動部第1副部長は12日、軍事境界線上にある板門店を訪れ、韓国の故金大中(キムデジュン)元大統領の妻、李姫鎬(イヒホ)さんが先ごろ亡くなったことを受けて弔意を伝えた。

与正氏は金委員長名義の弔意文と弔花を韓国高官に渡した。

金大中氏は1998年から2003年まで韓国で大統領職を務めた。「太陽政策」で北朝鮮との緊張緩和を進め、2000年に初めての南北首脳会談を実施。こうした功績によって、00年にノーベル平和賞を受賞した。

韓国の鄭義溶(チョンウィヨン)国家安保室長が弔意文と弔花について謝意を伝えた。

今回の与正氏の訪問は両国関係が微妙な時期に重なった。昨年シンガポールで行われた米朝首脳会談後、北朝鮮の非核化への期待が高まった。しかし、非核化への動きは具体化せず、米朝間のやり取りも徐々に冷ややかなものになり、今年2月にベトナムで開催された2回目の米朝首脳会談は成果なく物別れに終わった。

鄭長官が会談後、記者団に語ったところによれば、与正氏との会談で話題となったのは李姫鎬さんに関連する事柄だけだったという。

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