インドのトラ生息数、ほぼ3千頭まで回復 「世界トラの日」に首相発表
(CNN) インドのモディ首相は「世界トラの日」に当たる29日、インドに生息するトラの個体数がほぼ3000頭にまで回復したと発表した。
調査を実施した国家トラ保護局(NTCA)によると、インド国内のトラの個体数は2018年に2967頭となり、前回調査が行われた2014年に比べて33%増えた。個体数は2006年以来、増え続けているという。
世界自然保護基金(WWF)によると、世界に残されたトラは合計で4000頭に満たない。そのほとんどはインドの保護区に生息している。
モディ首相が冒険家のベア・グリルス氏と一緒にインドの野生生物生息地を訪れる番組の予告映像も同日公開された。番組は8月12日に放送予定。
モディ首相はツイッターへの投稿の中で、環境への配慮はインドの経済発展の妨げにはならないと主張し、インフラプロジェクトを継続する一方で、森林面積と保護区の数も増えていると強調。2014年に692カ所だった保護区は、19年には860カ所に増えたと述べ、インドは開発か環境保護かの二者択一を迫られていないとした。
環境・森林・気候変動省の統計によると、インドの森林面積は2015~17年の間に6778平方キロ増えた。
People across 180 countries will get to see the unknown side of PM @narendramodi as he ventures into Indian wilderness to create awareness about animal conservation & environmental change. Catch Man Vs Wild with PM Modi @DiscoveryIN on August 12 @ 9 pm. #PMModionDiscovery pic.twitter.com/MW2E6aMleE
— Bear Grylls (@BearGrylls) 2019年7月29日