北朝鮮、ミサイル搭載用潜水艦の進水間近か 衛星画像を入手
ワシントン(CNN) 北朝鮮が建造中とされるミサイル搭載用の新型潜水艦について、進水が間近に迫っている可能性があることが24日までに分かった。
CNNが米ミドルベリー国際問題研究所と人工衛星ベンチャーの米プラネット・ラブズから衛星写真を入手した。
写真には、潜水艦の建造が進む北朝鮮東岸・新浦の造船所の様子が写っている。
ミドルベリー研究所の専門家によると、係留された船体を隠すように建造物が設けられ、進水がすでに済んだか、間近に迫っていることがうかがえる。
金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は今年7月に現場を視察し、作業の進行状況を確認していた。朝鮮中央通信(KCNA)によると、正恩氏はこの時、潜水艦がまもなく北朝鮮領海で稼働を開始するとの説明を受けていた。
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は地上配備型に比べて追跡や迎撃が難しく、北朝鮮が配備に成功すれば抑止力の強化につながるとみられる。2016年にはSLBM発射実験の成功が報じられた。
北朝鮮は約70隻の潜水艦を保有している模様だが、専門家によれば大半が老朽化し、弾道ミサイルを発射する能力はない。