犯罪集団と治安部隊が銃撃戦、警官や民間人含む19人死亡 メキシコ
(CNN) メキシコ北東部のコアウイラ州で11月30日、麻薬密売組織のメンバーと思われる集団と治安部隊の銃撃戦があり、警察官や民間人を含む19人が死亡した。州当局が明らかにした。
コアウイラ州知事によると、銃撃戦によって警官4人と民間人2人、麻薬密売組織のメンバーと思われる13人が死亡したほか、6人が負傷した。
犯罪集団はまず、同州ビヤウニオンの市庁舎を襲撃して警官を射殺。治安部隊との銃撃戦は1時間ほど続いた。ビヤウニオンは米国との国境からおよそ60キロの地点にある。
当局は犯罪集団を制圧して車両14台を押収、大量の弾痕が残る市庁舎や警察車両の写真も公開した。
30日に記者会見した州知事は、同地の犯罪組織が以前からコアウイラ州への進出をはかっていたと述べ、この日は「我々が長い間見たこともなかったような規模の武力で侵入した」と説明。「我々は組織犯罪の侵入を許さない」と強調した。
米国のトランプ大統領はこの数日前、メキシコの麻薬犯罪組織を外国テロ組織に指定すると発表していた。