孤児院で出火、子ども15人死亡 ハイチ
(CNN) 中米ハイチの首都ポルトープランスの警察は14日、米国の非営利の宗教団体が運営する孤児院で同日出火、少なくとも子ども15人が死亡したと発表した。
地元警察はCNNの取材に、燃えていたろうそくが火元の可能性があるとして調べていると述べた。
国連児童基金(UNICEF)のハイチ担当の児童保護責任者によると、約60人の子どもが火災の被害を免れた。同国の孤児院などに収容されている子どもの約8割の両親は生きているものの、経済的に養育出来ない境遇にあるという。
警察は子ども15人が死亡したと発表/Dieu Nalio Chery/AP
出火した孤児院を運営する宗教団体は米ペンシルベニア州に拠点を持ち、ハイチ内で子ども約150人が入所する2施設を持つ。同団体の公式サイトによると、ハイチでの活動は1977年から始まり、同国内でより小規模な複数の民家施設も支援しているという。
ハイチのモイーズ大統領は14日、今回の火災に非常な衝撃を受けたとツイッターに投稿。関係当局に出火原因を突き止めるための緊急措置を講じるよう指示したと述べた。