イタリア北部に移動制限、全イベント中止 新型コロナ対策
イタリアでは7日に感染者数が急増して1247例の感染が確認されていた。
ピエモンテ州のアルベルト・シリオ知事は8日、自身の検査で陽性反応が出たと発表した。シリオ知事はローマで4日に開かれた州知事らの対策会議に出席していた。
シリオ知事は、ラツィオ州のニコラ・ジンガレッティ知事に陽性反応が出たことから自身も検査を受けていた。
イタリア国内の症例は8日夕の時点で7375例、死者は366人に上り、中国本土以外では最多になった。
バチカンではローマ教皇フランシスコがライブストリーミング中継を通じて礼拝を行った。
説教では冒頭で、教皇が「閉じ込められる」のは極めて異例だと述べ、「人が密集してウイルスを拡散させないために、こうすることにした」と説明、ウイルスのために苦しんでいる人たちや、それを支える人たちのために祈りをささげた。
礼拝後、フランシスコ教皇はサンピエトロ広場を見渡す窓辺に短時間姿を見せたが、広場に集まった人影はまばらだった。