イラクとシリアで勢力挽回狙うISIS、新型コロナで掃討作戦は後退

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米国や有志連合が拠点としていた基地も複数が閉鎖されるか、イラクに引き渡された。

有志連合高官によると、こうした基地はもともと今年の秋か2021年初めまでに閉鎖される予定だったが、新型コロナウイルスの影響も一因となり、予定を数カ月前倒しした。

有志連合のアドバイザーは今、電話やビデオ会議を通じてイラクに助言を行っている。

有志連合が行っていたイラク軍の訓練も中止になった。「彼らは大人数の部隊を訓練のために出動させたがらない。それは米国でも同じだ」と同高官は言う。

訓練に当たっていた有志連合の兵士数百人は帰国したものの、帰国してもほとんどやることはない。

新型コロナウイルスの影響はISISにも出ている。「ISISは供給網や物流網を運営する中で、自分たちの間で感染が広がることを懸念している」と同高官は話す。

空爆は今も続行されており、英空軍は先月末、イラク北部でISISの拠点を空爆して戦闘員10人を殺害した。

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