台風10号、数十万人が避難 鹿児島や沖縄で停電
(CNN) 強い勢力の台風10号(ハイシェン)が九州地方を襲い、数十万人が避難した。台風10号の風速は約54メートル、最大瞬間風速は約66メートルでハリケーンでは「カテゴリー3」に相当する。
日本が台風に見舞われるのは1週間で2度目となった。
九州地方を襲った台風10号は強風と大雨をもたらし、数千世帯で停電が発生した。
鹿児島県奄美大島近くを通過した台風10号は6日夜から7日午前にかけて九州西岸を北上する見通し。台風10号はさらに北へ向かい朝鮮半島を直撃するとみられている。
気象庁によれば、台風10号はわずかに勢力を弱めたが、引き続き大雨や強風、高波に警戒するよう呼び掛けている。台風10号は日本や朝鮮半島に100ミリから150ミリの雨を降らせるとみられている。
台風の接近を前に、男性が理美容店を板で強化する様子=5日、鹿児島県/CHARLY TRIBALLEAU/AFP/Getty Images
鹿児島県では20万世帯以上で、沖縄県では3930世帯で停電が発生した。
台風10号は交通機関にも影響を及ぼし、6日は九州南部と沖縄で500便以上が欠航となった。