パリで刃物襲撃、2人が重傷 パキスタン出身者ら7人逮捕

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刃物による襲撃事件の現場近くに集まった消防士ら=25日/GEOFFROY VAN DER HASSELT/AFP/AFP via Getty Images

刃物による襲撃事件の現場近くに集まった消防士ら=25日/GEOFFROY VAN DER HASSELT/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 仏パリで25日、刃物による襲撃事件があり、2人が重傷を負った。当局はこれまでに7人を逮捕し、テロ事件として捜査している。

現場は2015年に風刺週刊紙シャルリー・エブド本社が襲撃されたビルの前。ダルマナン内相は同日、国内公共放送とのインタビューで、イスラム教徒によるテロとして捜査していることを確認した。

当局によれば、主犯とされる人物はパキスタン出身と判明した。過激思想を持つ人物として警察に把握されてはいなかったが、先月、工具のドライバーを所持した容疑で逮捕されていた。

CNNが司法当局筋から得た情報によると、容疑者7人のうち5人は、この人物が使っていたとみられるアパートで逮捕された。

負傷者2人の名前は公表されていないが、いずれもシャルリー・エブドが移転した後のビルに入っているテレビ制作会社の従業員と確認された。

同社の設立者によると、2人は肉切り包丁のような刃物で切り付けられた。命に別条はないが重傷だという。シャルリー・エブドはフェイスブック上で、同社への「支援と連帯」を表明した。

パリのイダルゴ市長は「またもや表現の自由が標的にされた」とツイート。バルス元首相もツイッターを通し、悪夢の再来だと述べた。

15年の襲撃事件をめぐっては、実行犯グループを支援した罪で起訴された14人の裁判が今月から始まっている。

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