コロナ禍、犯罪者の新たな犯行の場に インターポール警告
(CNN) 国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)は17日までに、新型コロナウイルスの感染拡大が進むなかで犯罪者によるワクチン入手のための「襲撃」などコロナ禍に乗じた新たな犯行の機会が生じているとの危機感を表明した。
CNNとの会見に応じたユルゲン・ストックICPO事務総長は、各国政府や法執行機関に対し窃盗、倉庫への不法侵入や偽造などワクチン関連の犯罪への警戒を促したと指摘。
これらの犯罪対策で2カ国の政府が既にインターポールへ支援を要請してきたとも説明。この支援はワクチン偽造とその流通に絡むものだったと述べた。
ストック事務総長は、治安対策の職務に長く従事してきた自らの経歴のなかで「今回ほど犯罪者たちが新たな犯行の機会への関心を急速に寄せている事態はなかった」とも警告し