世界で確認された新型コロナ症例数、1億例を超す
(CNN) 世界で確認された新型コロナウイルスの症例数が1億例を超えた。米国で初の症例が確認されたばかりの1年前にはほとんど想像もつかない事態だった。
1年たった今でも症例数が急増し続けている国や地域もあり、死者の数も、仕事や生計を失う人も増加の一途にある。
米ジョンズ・ホプキンス大学によると、新型コロナウイルスの流行による世界の死者は今月15日に200万人を超えた。
実際の死者の数はこれよりさらに多いはずだと専門家は推測する。この統計に含まれるのは、新型コロナウイルスによる死亡が確認された症例のみ。診断が確定しないまま死亡した人は含まれない可能性がある。
同様に、感染しても検査で陽性が確認されない人も多数に上る。流行が始まった当初は検査数が少なく、今も検査が行き届かない国も多い。
世界の人口は世界銀行の最新統計で約76億7000万人。つまり、およそ76人に1人が新型コロナウイルスに感染していることになる。
ジョンズ・ホプキンス大学によると、世界で確認された症例が100万例を超えたのは2020年4月2日、1000万例を超えたのは6月28日だった。
5000万例に到達するには11月7日までかかったが、それ以降、上昇傾向が急加速。今年1月10日には9000万例を突破していた。
これまでに報告された1億例のうち、ほぼ4分の1が米国で発生している。米国の死者は40万人を超す。
2番目に症例数が多いインドは、世界で確認された症例の約10分の1を占め、これまでに15万2000人以上が死亡した。