コロナ起源めぐる報告書完成、数日内に公表へ WHO
(CNN) 世界保健機関(WHO)は26日、中国・武漢での実地調査を踏まえた新型コロナウイルスの起源に関する報告書がまとまり、今後数日間内に公表出来るとの見通しを示した。
起源調査の責任者であるピーター・ベンエンバレク氏が記者会見で表明した。報告書の草案の作成を終え、専門家を交えた内容などの最終的な調整を図っている段階とした。
同氏は、400ページに及ぶ報告書作成について編集や翻訳で「困難な作業だった」と説明した。
武漢などでの調査では、同市の感染が2019年12月の時点で以前に想定されていた範囲よりはるかに広がっていた兆候を突きとめてもいた。
ベンエンバレク氏は今年2月のCNNとの会見で、武漢では同月の段階で12個以上のウイルス株が既に存在していたことが初めて裏付けられたなどと説明していた。