ロシア反体制派指導者、刑務所でハンスト開始 医療受けられないと訴え
政府批判や腐敗を指弾するナバリヌイ氏は、プーチン政権にとっての悩みの種となってきた。身の安全への懸念が上がる中、昨年8月には神経剤ノビチョクによる毒殺未遂で生死の境をさまよった。
CNNと英調査報道機関ベリングキャットの共同調査では、ロシア連邦保安局(FSB)が毒殺を図ったと示唆されている。ロシアは関与を否定しているが、ナバリヌイ氏本人を含む複数の西欧当局者がロシア政府を非難している。
ナバリヌイ氏は今年1月、毒殺未遂後に搬送されたドイツから帰国し、直後に拘束された。2014年に詐欺罪で執行猶予付きの刑を言い渡されたが、ドイツ滞在中に出頭の条件を守らなかったとして、実刑への切り換えを言い渡されていた。