ナバリヌイ氏がビデオで出廷、ハンスト後初めて公の場に 自身を「骸骨」と語る

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ナバリヌイ氏の妻ユリア・ナバリヌヤ氏(写真・前列左)もロシア・モスクワの法廷に出席した/Press Service of Babushkinsky District Court of Moscow/Handout/Reuters

ナバリヌイ氏の妻ユリア・ナバリヌヤ氏(写真・前列左)もロシア・モスクワの法廷に出席した/Press Service of Babushkinsky District Court of Moscow/Handout/Reuters

弁護士によるとナバリヌイ氏の体重は、ドイツからモスクワに戻った1月時点で94キロあったという。

また、ナバリヌイ氏は食事について「1日にスプーン4杯のポリッジ(オートミールなどを水や牛乳で煮たかゆ)を食べる。今日は5杯。明日は6杯食べる予定だ」と付け加えた。

この日最後の陳述ではプーチン大統領を痛烈に批判。「王様は裸だと言いたい。男の子1人がそう叫んでいるのではない。今や数百万もの人々が声を上げている。一目瞭然だ。20年間続いた無能な統治がこうした事態を生んだ。王冠は彼の耳からずり落ちている」と強調した。

ロシア国内ではナバリヌイ氏の収監やハンスト実施を受けて、政府に対する大規模な抗議行動が起きている。

さらにナバリヌイ氏はプーチン大統領について「国のことを顧みず、権力にしがみついている。永久に支配者でいたいと欲している」と述べた。

検察側や発言を止めようとした裁判官らに対しても「全員裏切り者だ」と主張した。

ナバリヌイ氏は2月20日、第2次世界大戦の退役軍人の名誉を毀損したとして有罪判決を受けた。94歳のこの退役軍人は、物議をかもしたロシアの憲法改正の支持者として国営テレビの動画に出演。昨年6月にナバリヌイ氏が動画への批判をソーシャルメディアに投稿していた。

29日の公判で、裁判官は上記の有罪判決を支持した。

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