モロッコで生まれた9つ子、今後待ち受ける戦いを病院が説明
(CNN) アフリカ・モロッコの病院で4日、マリ出身のハリマ・シセさん(25)が9つ子を産んだ件。出産に対応したカサブランカの病院の責任者によると、女性の健康状態は良好だが、赤ちゃん9人には今後戦いが待ち受けている。
この責任者はCNNに対し「非常に早産だったので、まだやるべきことが残っている」と説明。「赤ちゃんたちは体重を付け、母乳をもらう必要がある。我々を待ち受ける問題は多い」と述べた。
赤ちゃん9人は妊娠30週で誕生し、体重は約500~1100グラムだった。うち5人は帝王切開で生まれた直後に人工呼吸器を装着した。
病院を所有するグループの広報によると、それから72時間以上が経過した今なお、3人は挿管されたままで、機械で小さな肺に空気を送りこんでいる状態だ。
マリ保健省の声明によれば、シセさんはマリ政府によってモロッコまで空路運ばれた。出産前、9つ子と羊水の重さの合計は約30~40キロだったという。