コロナ禍深まるネパールで新政権樹立の動き、首相への不信任受け
批評家らは、人々の気の緩みと政府の不作為が感染拡大に拍車をかけた公算が大きいと指摘。第2波の発生自体を防ぐのは不可能だったかもしれないが、政府はその抑制に向けてもっとやれることがあったというのが専門家の認識だ。
危機が深刻化する中、連立を組むネパール共産党毛沢東主義派(毛派)は政権への支持を撤回。オリ氏は議会からの信任を得て首相の座にとどまろうとしたが、議員275人の下院で行われた信任投票の結果は信任が93票と、必要な136票に届かなかった。
首相の不信任を受け、バンダリ大統領は新政権の樹立を呼び掛ける見通し。