イスラエル軍、ガザに地上部隊が侵攻したとの報道を否定
エルサレム(CNN) イスラエル国防軍(IDF)がパレスチナ自治区ガザに侵攻したとの複数の報道を受け、IDFの陸軍報道官は現地時間14日未明、CNNに対し、侵攻の事実はないと否定した。
陸軍のジョナサン・コンリカス中佐は「現在ガザ地区にIDFの地上軍はいない」と述べた。
陸軍は先ごろツイッターで「IDFの空と地上の部隊がガザを攻撃中」と投稿し、同時に新たな砲火と空爆が始まっていた。これを受けて多くのメディアが地上戦が始まったと報じた。
ガザは14日未明に激しい砲火を浴びている。ガザにいるCNNのプロデューサーは、イスラエル軍からの砲火と数十発の空爆を報告した。
巡回するイスラエル警察=12日、イスラエル/Heidi Levine/AP
ガザにいる国連関係者は、住民らが北部や東部の自宅を離れ、避難所に指定されている国連パレスチナ難民救済事業機関が管理する学校へ避難しようとしていると述べた。
一方、ガザから数キロ離れたイスラエルの町アシュケロンでも、ガザからのロケット弾攻撃に備えて住民が防空ごうに避難する状況となっている。