写真特集:イスラエルとパレスチナで衝突激化
イスラエル軍の空爆を受けるガザ市の建物=18日未明/Mahmud Hams/AFP/Getty Images
エルサレム(CNN) イスラエルの軍用機によるパレスチナ自治区ガザへの空爆は18日も続き、一時止まっていたガザからイスラエルへのロケット弾攻撃も再開した。ヨルダン川西岸の各地でパレスチナ人のデモ隊が街頭で抗議を行った。
ラマラやヘブロンを含むヨルダン川西岸の街では数千人が抗議に集まった。これに先立ち、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスやヨルダン川西岸を統治するファタハなど、複数のパレスチナ人組織が大規模ストライキを呼び掛けていた。
ラマラに拠点を置くパレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のワセル・アブ・ユセフ委員は18日、CNNの取材に対し「パレスチナの政治指導層にとって目下の最優先事項は、イスラエルに犯罪行為とガザのパレスチナ人の虐殺をやめさせることだ」と述べた。
治安関係の情報筋によると、イスラエルは同日、ヨルダン川西岸を部分的に封鎖した。イスラエル入国が許可されるのは、45歳以上の男性か労働許可証を持つパレスチナ人建設作業員のみとなる。
イスラエルの空爆は17日から夜通し続いた。イスラエル国防軍によると、18日には軍用機がガザにある9つのロケット弾発射拠点を攻撃したほか、ガザ北部のトンネル網やハマス指揮官の住居、ガザ市の対戦車部隊も攻撃対象となった。