化学物質積んだ貨物船が出火、最悪級の環境破壊か スリランカ沖

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海岸では廃棄物の大規模な回収作業が行われている=5月28日、スリランカ・コロンボ郊外の都市ネゴンボの海岸/Ajith Perera/Xinhua/Getty Images

海岸では廃棄物の大規模な回収作業が行われている=5月28日、スリランカ・コロンボ郊外の都市ネゴンボの海岸/Ajith Perera/Xinhua/Getty Images

貨物船の運営会社によれば、船には出火当時、1486個のコンテナが積まれており、そのうちの81個のコンテナが硝酸など危険物だった。

スリランカの港湾当局は5月31日、船体は構造的に無傷で、石油や化学物質の漏出は今のところ確認されていないと明らかにした。救難艇が乗船してけん引できるか可能性を探っている。えい航すれば貨物船を動かすことができるかもしれないという。

スリランカの海洋環境保護局(MEPA)は地元メディアに対し、プラスチック廃棄物がこれまで目にしたなかで最悪級の環境被害を引き起こしたと述べた。今回の貨物船のよる被害は依然として算定中だという。

地元の環境グループのコーディネーターは、貨物船の周囲の海が汚染され極めて有毒である可能性を指摘し、カメや魚などの海洋生物に対する影響について懸念を示した。

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