アフガンとミャンマー、一般討論演説を見送り 国連総会
国連本部(CNN) 米ニューヨークで開催された国連総会で、アフガニスタンとミャンマーの国連大使が一般討論演説を直前に取りやめた。
アフガンのガニ前政権に任命されたイサクザイ国連大使の演説は27日に予定されていた。
しかしグテーレス国連事務総長の報道官によると、同氏のスタッフから先週末、演説を中止するとの連絡があった。同報道官は「それでもアフガンの代表者は同じだという事実に変わりはない」と述べた。
アフガンの実権を握ったイスラム主義勢力タリバンは先週、国連への書簡で大使の交代を求めていた。
各国の国連大使を審査する信任状委員会は、11月の会合でこの問題を取り上げることになっている。
同委員会はこれに加え、ミャンマーの前政権が任命したチョーモートゥン大使と、今年2月のクーデターで全権を掌握した同国軍の主張を検討する。
同大使も27日に演説する予定だったが、CNNとのインタビューで、先週グテーレス氏に演説の中止を通知していたと述べた。
理由は説明しなかったが、米国と中国の仲介でミャンマーの国連代表が保留になっているとの報道に言及。「私はミャンマー国民の席を守るために演説を辞退した」と語った。