アフガンから米市民ら100人が脱出 民間チャーター機で

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空港から離陸するカタール航空の旅客機=10日、アフガニスタン・カブール/AFP

空港から離陸するカタール航空の旅客機=10日、アフガニスタン・カブール/AFP

(CNN) イスラム主義勢力タリバンがアフガニスタンの実権を握った後も同国に残留していた米国の国民と永住権保持者、特別移民ビザを持つアフガン人ら計100人あまりが28日、民間のチャーター機で首都カブールを出発した。

出国を主導した支援組織「プロジェクト・ダイナモ」と「ヒューマン・ファースト・コアリション」の発表によると、一行は陸路移動して新型コロナウイルスの検査とはしかなど新3種混合ワクチン(MMR)の接種を受けた後、避難した。この中には18歳未満が59人、3歳未満が16人含まれているという。

両組織は報道発表の中で、米国務省とアラブ首長国連邦(UAE)外務省の協力に感謝の意を表した。また、希望者の平和的な出国に向けたタリバンの尽力にも礼を述べた。

オースティン米国防長官は28日の上院軍事委員会で、米国民21人とその家族がこの日にアフガンを出発したと報告したが、詳細への言及は避けた。引き続き残留する米国人の人数についても、「日々変化している」と述べるにとどまった。

27日には米国務省の高官が、アフガンからの出国を希望する米国民と永住権保持者約100人の手助けをしていると発言。ただし、タリバン側が誰の出国を認めるかという方針が予測不能であること、民間航空機の定期的な便がないことが大きな障害になると話し、タリバン側とはカタールの首都ドーハなどで対話を続けていると説明していた。

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