広州市に5000室の入国者隔離施設、「ゼロコロナ」厳格化の中国

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広州市国際健康ステーション=17日、中国南部広東省/Chinatopix/AP

広州市国際健康ステーション=17日、中国南部広東省/Chinatopix/AP

(CNN) 世界各国が出入国制限や新型コロナウイルス対策規制の緩和に踏み切る中で、中国が「ゼロコロナ」戦略を厳格化している。

南部の広州市は近日中に、海外からの入国者が滞在する5000室の隔離施設「広州市国際健康ステーション」の運用を開始する。

3階建てのビル群で構成される同施設は米ドル換算で2億6000万ドル(約290億円)を投じ、広州市郊外の広大な敷地にわずか3カ月足らずで建設された。

これまで海外から到着した中国人や外国人は、広州市内の指定ホテルで隔離されていたが、住民との接触を減らすために今後は新しい施設を利用する。

入国者は空港からの直行バスで同施設に到着し、それぞれの部屋に閉じこもった状態で少なくとも2週間過ごす。各室にはビデオチャットカメラと人工知能(AI)を使った体温計が完備され、1日3回の食事はロボットが届ける。いずれもスタッフとの接触を最小限に抑えるための措置。

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