エチオピア、国連職員7人を国外追放へ ティグレ州で飢餓の懸念高まる中
国連のグテーレス事務総長は同日、追放の通告に対して報道官を通してコメントを発表。今回の決定に「衝撃」を受けているとし、国連は同国に職員をとどめ置くために動いていると述べた。
さらに「私はエチオピアに駐在してこの任務に当たる国連職員に全幅の信頼を寄せている。国連は人道援助物資に頼るエチオピア国民を助けることに尽力している。我々は、関係する国連職員が引き続き重要な任務を続行することが認められると期待し、エチオピア政府に掛け合っている」とした。
エチオピアの決定は、UNOCHAトップのマーティン・グリフィス氏の厳しいコメントを受けたものだった。同氏は今週早く、ロイター通信に対して、人道危機における同国政府の役割に触れ、「これは人が作った状況で、政府の対応で回復できる」「エチオピア政府が約束したこと、つまりアクセスを容易にすることを政府に実行してもらう必要がある」と述べていた。
エチオピア政府は人道支援の阻止について否定を繰り返している。