イタリアで記録的豪雨、オマーン砂漠地帯で洪水 世界で続く異常気象

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サイクロン「シャヒーン」通過後の町の様子=4日、オマーン・アルカブラ/Haitham AL-SHUKAIRI/AFP/Getty Images

サイクロン「シャヒーン」通過後の町の様子=4日、オマーン・アルカブラ/Haitham AL-SHUKAIRI/AFP/Getty Images

オマーン気象庁によると、近郊のスワイクでは、平年の1年分以上に匹敵する116ミリの雨が、わずか6時間で降った。

世界中で大雨が急増する傾向は一層鮮明になっている。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書によると、地球温暖化に伴って大雨による降雨量は増える。気温が1度上昇すると、降雨をもたらす大気中の水蒸気は約7%増加する。

米国では今年の夏、ハリケーン「アイダ」や「アンリ」が相次いで記録的な豪雨をもたらした。

専門家によると、人間の活動を原因とする地球温暖化の影響で、そうした異常な豪雨は頻度を増している。

欧州西部では7月に、わずか数時間で数カ月分の雨量を観測。ベルギーやドイツで大規模な洪水が発生した。

中国中部でも7月に豪雨による洪水が発生し、300人以上が死亡した。特に被害が大きかった河南省の省都鄭州市では、住宅地が水没したり、浸水した地下鉄の車内に乗客が閉じ込められたりした。

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