カンガルー14頭を殺した疑い、10代の少年2人を訴追 豪
(CNN) オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ(NSW)州の警察は12日、同州で先週末にカンガルー14頭を故意に殺した疑いで、10代の少年2人が訴追されたと明らかにした。
NSW警察の声明によると、カンガルー数頭が殺されたとの通報を受け、現地時間9日午前7時すぎ、警察がロングビーチのエリアに出動した。
地元警察はまず、同エリアで死んだ大人のカンガルー5頭、赤ちゃんカンガルー1頭を発見。その後、別のカンガルー7頭と赤ちゃんカンガルー1頭の死骸がマロニービーチのエリアで見つかったとの通報が寄せられた。
警察はまた、負傷した赤ちゃんカンガルー1頭も発見したという。この赤ちゃんカンガルーは野生生物保護団体の保護下に入った。
声明によると、警察は捜査と情報提供の呼びかけを行った後、11日夕に地元警察署で17歳の少年2人を逮捕。12日にこの2人は訴追された。
2人は動物に無謀な暴行を加え殺したとして、裁判所への出頭を命じられた。11月22日に少年裁判所に出廷する。
NSW州では2019年9月、カンガルー約20頭が車にひかれて死んだ事件に関連し、19歳の男1人が逮捕・訴追されていた。