帆船が麻薬密輸用「潜水艇」を拿捕、18世紀の技術が勝利 エクアドル海軍
(CNN) コロンビア沖の大西洋で先週、エクアドル海軍に属する3本マストの帆船が、麻薬密輸用の「潜水艇」を拿捕(だほ)した。エクアドル軍が声明で明らかにした。18世紀の技術が20世紀後半に起きた犯罪の技術革新に勝利した形だ。
この帆船は海軍士官候補生の訓練に使われるバーク「グアヤス」。声明によると、コロンビアの排他的経済水域(EEZ)と、太平洋にあるエクアドル領の島々のEEZとの間の公海上で麻薬密輸用潜水艇を阻止した。
声明はエクアドル人3人とコロンビア人1人が拘束されたと述べたものの、潜水艇に積載されていた可能性のある麻薬の種類については詳細を明かさなかった。この潜水艇は船外のエンジン3基によって駆動されていた。
一方、帆船「グアヤス」は全長78メートルで、計1393平方メートル以上の帆によって推進する。エクアドル軍によると、麻薬艇を発見したのは訓練中だった。