4歳女児の拉致、容疑者の男を訴追 オーストラリア

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クリオちゃんは病院で検査が行われ、身体に問題がないことが確認された/Western Australia Police/Facebook

クリオちゃんは病院で検査が行われ、身体に問題がないことが確認された/Western Australia Police/Facebook

(CNN) オーストラリア西部で4歳の女児が3週間近く行方不明になっていた事件で、西オーストラリア州の警察は5日までに、36歳の男を訴追した。少女は先月16日にキャンプ場から姿を消し、大がかりな捜索の結果、今週発見されていた。

オーストラリアの公共放送によれば、男はテレンス・ケリー容疑者。「16歳未満の子どもを無理やり連れ去った」容疑などで訴追された。

警察の声明によると、容疑者は4日午後、地元の裁判所に出頭した。

クリオ・スミスちゃん(4)は3日未明、同州カーナーボンで鍵のかかった民家で警察によって発見された。カーナーボンはクリオちゃんが3週間近く前に拉致されたとみられるキャンプ場から48キロあまり離れている。

クリオちゃんが無事か心配する声が高まるなか、その行方はオーストラリア中で注目を集めていた。警察によると、クリオちゃんは明かりのついた部屋で、おもちゃで遊んでいるところを発見された。警察はまだクリオちゃんから話を聴いていないが、専門家がパースからカーナーボンに到着したという。

警察の声明によると、発見時に警官の1人がクリオちゃんを抱き上げて名前を聞いたところ、「クリオです」という答えが返ってきた。

警察が公開した発見時の音声記録には、クリオちゃんが警官らに自分の名前を確認する声がとらえられている。別の動画では、警官に付き添われて現場から離れる際、クリオちゃんが警官にうなずく様子も映っている。

警察は訴追前、容疑者は単独で「自発的」に行動したとの見解を示していた。容疑者は3日に逮捕され、勾留中に自傷行為に及んだ後、病院に搬送されたという。

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