中国、武漢以来の感染拡大で対策厳格化 ゼロコロナ戦略は変えず

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ロックダウン(都市封鎖)のため住宅団地で食料が配られた=3日、中国・北京/Jia Tianyong/China News Service/Getty Images

ロックダウン(都市封鎖)のため住宅団地で食料が配られた=3日、中国・北京/Jia Tianyong/China News Service/Getty Images

香港(CNN) 中国国内で再び新型コロナウイルスの感染が拡大し、政府が封じ込めを急いでいる。今回は武漢で2019年に始まった第1波以来、最も広範に感染が広がった。

今回の感染拡大は10月半ばに始まり、国家衛生健康委員会(NHC)によれば、国内の31省区中半分以上を占める19省区で症例が報告された。

3日にNHCが新規に報告した症状のある症例は、過去3カ月で最多の93例だった。国営英字紙グローバル・タイムズによると、今回の流行が始まって以来、全土で報告された症例は約500例に上る。

中国はこれまで「ゼロコロナ」戦略に基づき、厳格な入国管理や海外からの入国者の長期隔離などの対策を徹底。中国本土でのウイルス完全撲滅を目指し、わずか数人の症例でも重大な脅威とみなしてきた。

しかし10月16日、上海から中国北部を訪れたワクチン接種済みの高齢者のツアー団体で感染が確認され、たちまち症例数が急増して北部の省区に感染が広がった。翌週までにNHCは、北部と北西部で散発的に集団感染が発生し、感染が急拡大していると警告した。

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