復職のスーダン首相、軍との合意は「流血を避けるため」
(CNN) スーダン軍が先月のクーデターで解任し、21日に復職させたハムドク首相は23日、CNNとのインタビューで、流血と内戦を回避するために軍との合意に応じたと語った。
クーデターではハムドク氏以下、暫定政権の閣僚らが拘束された。軍に反発するデモ隊と治安部隊の衝突で、これまでに40人の死者が出ている。
軍トップのブルハン氏は21日、軍と文民指導者らの間に成立した合意の一環として、ハムドク氏の軟禁状態を解除し、首相に復帰させた。
ハムドク氏はインタビューで、クーデター以来の流血に遺憾の意を示し、合意に署名したのは「これ以上の殺りくを避ける」ためだったと主張。「個人的な利益のためではない」と強調した。