独ミュンヘンの鉄道駅付近で不発弾が爆発、4人負傷
ベルリン(CNN) ドイツ南部ミュンヘンの警察は1日、利用者の多い鉄道の駅付近で不発弾が爆発し、4人が負傷したと発表した。
警察によると、駅付近で行われていた建設工事の掘削作業で、航空機から投下された古い爆弾が爆発した。
同日午後には緊急対応当局が現場を離れ、鉄道の運行も再開した。直近のエリア以外には危険はないという。
爆弾の種類に関する詳細な情報は公表されていない。同国では第2次世界大戦時の弾薬が見つかることが珍しくなく、ロイター通信によると年間約2000トンもの爆弾などの弾薬が見つかっている。
公式な推計値によると、第2次大戦時の爆弾の約15%が不発のままとみられ、地面から6メートルも下に埋まっているケースもある。
2019年6月には同国のアールバッハのトウモロコシ畑で第2次大戦時の不発弾によるものとみられる爆発が起き、幅10メートル、深さ4メートルのクレーターができた。都市部でも18年4月にベルリンで500キロの不発弾の処理が行われたほか、19年9月にはフランクフルトで約1360キロの爆弾が見つかり6万人近くが避難する事態となった。