ドイツ、200万人の労働者対象に25%の賃上げへ

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最低賃金の値上げを訴える看板=8月11日、ドイツ・ベルリンにある社会民主党の本部前/Kay Nietfeld/picture alliance/Getty Images

最低賃金の値上げを訴える看板=8月11日、ドイツ・ベルリンにある社会民主党の本部前/Kay Nietfeld/picture alliance/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 欧州最大の経済規模を持つドイツで、約200万人の労働者の賃金が大幅に上がる見通しとなった。

同国では24日、3政党が新政権の樹立で合意。長期にわたる連立交渉を経て、中道左派、社会民主党のオラフ・ショルツ氏がメルケル首相の後任となることが決まった。

連立合意の一部として、ドイツは最低賃金をこれまでの時給9.6ユーロ(約1240円)から12ユーロに引き上げる計画を打ち出している。

INGのエコノミスト、カーステン・ブルゼスキ氏によれば、この措置は最低賃金で働く国内の労働者200万人近くの収入を押し上げる可能性がある。こうした労働者は全体の約5%を占めており、「大きな影響をもたらすのは明らか」だという。

最低賃金は来年7月に10.45ユーロまで引き上げられることがすでに決まっていた。今回の連立合意では、新たな引き上げがいつ実施されるのか明言していない。

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