中国の宇宙能力、開発速度は米国の「2倍」 米宇宙軍幹部

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3人の飛行士を乗せた中国の宇宙船「神舟13号」が内モンゴル自治区のゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センターからロケット「長征2号」で打ち上げられた様子=10月16日/Kevin Frayer/Getty Images

3人の飛行士を乗せた中国の宇宙船「神舟13号」が内モンゴル自治区のゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センターからロケット「長征2号」で打ち上げられた様子=10月16日/Kevin Frayer/Getty Images

(CNN) 米宇宙軍のデービッド・トンプソン作戦副部長は7日までに、中国の宇宙での能力の開発速度は米国の「2倍」となっているとの見方を示した。国防関連のフォーラムで述べた。

トンプソン氏は、中国が2020年代末までに、宇宙での能力で米国を追い抜く可能性があると警告した。

トンプソン氏は、中国が米国の2倍の速度で宇宙での能力を構築し、向上させているとし、米国が開発速度を加速させ始めなければ、中国が米国を追い越すと指摘。その時期が30年となるというのは不合理な推計ではないと述べた。

フォーラムには下院軍事委員会戦略部隊小委員会の委員長であるジム・クーパー民主党議員や、L3ハリス・テクノロジーズの社長兼最高経営責任者(CEO)のクリス・クバーシク氏も参加した。戦略部隊小委員会は宇宙軍の予算の監督を支援している。L3ハリス・テクノロジーズは宇宙関連の開発で国防総省と契約を結んでいる。

クーパー氏は、米国が中国といわゆる「宇宙競争」で争っているかとの問いに、「もちろん」と回答。トンプソン氏とクバーシク氏もクーパー氏の見方に賛同した。

クーパー氏は宇宙軍の支持者だが、宇宙軍が民間セクターでの開発の速度に十分に追いついていないとの見方を示した。

クーパー氏は、民間セクターが米空軍よりもはるかに革新的なことは素晴らしいとし、宇宙軍をより革新的にし、民間セクターに遅れずについていくよう努力する必要があると述べた。

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