世界の新型コロナ新規感染、過去1週間で「著しく」増加
(CNN) 新型コロナウイルス感染症の世界全体の新規感染が1月3~9日に1500万件以上報告され、著しい増加を見せたことがわかった。世界保健機関(WHO)が11日に公表した毎週行っている疫学的な情報更新で明らかになった。
この新規感染件数は前週比で55%の増加だった。
報告された新規感染件数はWHOの5つの地域で増加した。最も多く増えたのは、南アジア・東アジア地域で418%の増加だった。これに西太平洋地域の122%増が続いた。以下、地中海東岸地域が86%増、米州地域が78%増、欧州地域が31%増だった。
アフリカ地域は唯一報告が減少し、11%の減少だった。
新規感染件数が最も多かったのは米国で、以下、フランス、英国、イタリア、インドが続いた。
1月9日時点で世界全体で確認された新型コロナウイルスの感染件数は3億400万件超。
感染件数は増加したものの、死者数は前週比で横ばいで、新たに報告された死者数は4万3000人超だった。
死者の報告が増加したのはアフリカ地域と米州地域で、それぞれ84%と26%増加した。西太平洋地域の死者数は前週比で横ばい。地中海東岸や欧州、南アジア・東アジアの各地域では減少した。
1月9日時点で全世界で報告された新型コロナウイルスによる死者の数は540万人超となっている。