米ユナイテッド航空が減便へ オミクロン株で人員不足
(CNN) 米ユナイテッド航空は新型コロナウイルスの感染拡大による人員不足に対応するため、一時的な減便に踏み切る。カービー最高経営責任者(CEO)が全社への覚書で通知した。
カービー氏は具体的な削減本数に言及していないが、新型コロナのオミクロン株による感染の急拡大で業務に支障が出ているためと説明した。
米航空業界では先月24日から連日、人員不足と悪天候で数百便が運休に追い込まれてきた。
格安航空のジェットブルーも同様の理由で、今月6日から13日までの間に約1280本を減便している。
カービー氏によれば、ユナイテッド航空では現時点で、従業員のうち約3000人が陽性判定を受けている。ただし、ワクチン接種済みで入院した例は報告されていない。従業員に接種が義務付けられてから、入院患者の割合は米人口全体の100分の1まで急低下した。
かつては1週間に1人を上回る従業員が新型コロナで亡くなるペースだったのに対し、直近8週間はワクチン接種済みの従業員から死者は出ていないという。