避難民キャンプの子ども3人が死亡 暴風雪で猛烈な寒さ シリア
(CNN) 長年の内戦が続くシリアや周辺国が激しい暴風雪に見舞われ、シリアの子ども3人が死亡した。人道団体のCAREは、数十万人が「重大なリスク」にさらされていると警告した。
CAREの18日の報告によれば、激しい暴風雪のために、シリアの国内避難民や、レバノンやヨルダンで暮らすシリア難民の生活状況が悪化した。現地では40年ぶりとなる寒さが予想され、気温は氷点下14度以下に達する見通しだという。
トルコの国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、シリアの避難民キャンプではテント362張りが破損して、避難民2124人が被災した。
雪の中を歩く子どもたち=18日、シリア・アフリンのキャンプ/Ghaith Alsayed/AP
シリアのカスタルミクダッドにあるキャンプでは、屋根に積もった雪のためにテントが崩れ、子ども1人が死亡した。母親は集中治療室(ICU)に入院中と伝えられている。