民間人を殺害した米軍のシリア空爆、米国防長官が検証を命令

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国防総省はニューヨーク・タイムズ紙の報道後、最近になって民間人の殺害を認めていた/Bill Clark/CQ-Roll Call, Inc/Getty Images

国防総省はニューヨーク・タイムズ紙の報道後、最近になって民間人の殺害を認めていた/Bill Clark/CQ-Roll Call, Inc/Getty Images

(CNN) 米軍が2019年にシリアで実施した空爆で民間人を殺害した問題について、ロイド・オースティン国防長官が検証を命じた。国防総省のジョン・カービー報道官が29日の記者会見で明らかにした。同省はニューヨーク・タイムズ紙の報道を受け、最近になって民間人の殺害を認めていた。

カービー報道官によると、検証は米陸軍司令部のマイケル・ギャレット司令官が行い、「既に実施された調査の報告」を検証するとともに、「事実関係や状況に関するさらなる調査」の実施を予定している。

検証は90日で完了させる予定で、この空爆による民間人の死傷者や、戦争関連法の順守状況、説明責任を果たすための措置が適切かどうかについて調査する。

19年のシリア空爆については今月、ニューヨーク・タイムズ紙の徹底した調査報道を受け、オースティン長官が検証を命令。報道後間もなく、中東を管轄する米中央軍は、この空爆で女性や子どもを含む民間人が殺害されたことを認めていた。

死亡した民間人の数は不明だが、米中央軍は「複数の民間人」の殺害を認めている。

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