ツイッターのジャック・ドーシーCEO、退任を発表

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ジャック・ドーシー氏/Cole Burston/Bloomberg/Getty Images

ジャック・ドーシー氏/Cole Burston/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米SNS大手ツイッターは29日、創業者で同社の顔でもあるジャック・ドーシー氏が最高経営責任者(CEO)を退くと発表した。CEO職は即日退任するが、取締役には少なくとも来年までとどまる。

後任のCEOには最高技術責任者(CTO)のパラグ・アグラワル氏が就任する。

ドーシー氏は、「この会社は創業者から離れて前進する準備が整ったと確信し、ツイッターを離れることを決めた」との声明を発表。「ツイッターのCEOとしてのパラグに対する私の信頼は深い。彼の過去10年の実績は転換をもたらした。彼の手腕と精神に深く感謝している。今こそ彼が先頭に立つべき時だ」とした。

自身のツイッターアカウントには、社内に向けた言葉を投稿した。「これは私の決断であり、私が責任を負う。もちろん、私にとっては厳しい決断だった。私はこのサービスとこの会社、そしてあなた方全員を深く愛している。本当に悲しい……だが本当に幸せだ。このレベルに到達できる会社はそれほど多くない。そして自分のエゴよりも自分の会社を選ぶ創業者もそう多くない。これが正しい動きだったことが証明されるだろう」

ドーシー氏は6年前、業績改善を目指してCEOに復帰。ドーシーCEOの下でツイッターは黒字化を果たし、四半期の売上高が初めて10億ドル(約1137億円)を突破、ユーザーを引き付けるため幅広い機能の提供を開始した。一方で、政治家や国民から向けられる目が厳しくなる中で、コンテンツへの介入をめぐる課題にも直面した。

フェイスブックなどに比べればはるかに規模は小さいものの、ツイッターもまた、憎悪発言や誹謗(ひぼう)中傷、偽情報の抑制に対してどの程度の責任を負うべきかをめぐる論争の渦中にあり、ドーシー氏は何度も米議会で証言に立った。

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