米とUAE、アブダビ上空で弾道ミサイル迎撃 イエメン・フーシから発射
在アブダビ米大使館はUAEに滞在する米国民に強く警戒を促し、ミサイル攻撃への対応に関する一連の指示を出した。
24日のミサイル攻撃後間もなく、UAE国防省は、アブダビ攻撃に使われた弾道ミサイル発射装置をF16戦闘機で破壊したと発表した。F16戦闘機がどこの国のものだったかは明らかにしなかった。
フーシは同日、UAEの経済中心地ドバイと、米空軍が拠点とするアブダビのアルダフラ空軍基地を狙うと宣言した。
フーシ報道官は動画声明の中で「次の段階にかけて作戦を拡大する」と述べ、「外国企業や投資家にUAEからの出国を呼びかける」「それを継続的な攻撃の対象とする」と警告している。
UAEはこれまで世界の安全な都市ランキングに何度も浮上しており、17日の攻撃について当局者は「前例がない」と発言していた。
サウジ率いる有志連合は先週にかけ、イエメン北部を何度も空爆し、大勢の犠牲者が出た。フーシはこの空爆に対する報復を宣言していた。空爆によって通信基地局も破壊され、全土でインターネットが使えなくなっている。インターネット障害は24日で4日目に入った。
国際援助団体によると、21日にはイエメン北部サアダの収容施設が空爆され、少なくとも70人が死亡した。