ウクライナ大統領「攻撃されたら防衛する」、ロシア語でFBに投稿
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、同国は戦争を必要としていないが、攻撃されたら防衛すると述べた。未明にフェイスブックへの投稿で、ロシア語でロシア市民に向けて語りかけた。
「我々は新たな冷戦や流血の戦争、ハイブリッド戦争を全く必要としていない」とした上で、「だがもし我々が軍事攻撃を受け、彼らが我々の自由、生命、子どもたちの生命を奪おうとするなら、我々は自らを守る」「あなたがたが攻撃するときは我々の背でなく顔を見ることになる」と述べた。
ゼレンスキー氏は戦争を「大変な不幸」と呼び、ロシアとの外交交渉を継続する用意があり、ロシアにとってウクライナは脅威ではないと述べた。
同氏は「彼らはウクライナがロシアに脅威をもたらしていると言うが、これは過去、現在、未来を通じて事実ではない」「我々の大きな目標はウクライナの平和維持とウクライナ国民の安全確保だ。そのために、あなたがたを含む全員と協議する準備ができていて、開催地も形式もあなたがたが望むもので構わない」と述べた。
さらに「ロシアのテレビはこの映像をきっと放映しないだろうが、ロシア国民はこれを見る必要がある。真実が知られる必要がある。その真実とは、手遅れになる前にこうした状況がすべて止まることだ」とも発言。
「ロシア指導部は我々とはテーブルを囲みたくなくても、あなたがたとはテーブルを囲むだろう。ロシアは戦争がしたいのか。この質問への答えが切に欲しい。だが、この答えはあなたがたロシア連邦の市民にかかっている」と語った。