ロシア、通常戦力の約75%をウクライナ近くに配置 米諜報

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ベラルーシ・ブレストで合同軍事演習を行うロシアとベラルーシの軍=19日/Peter Kovalev/TASS/Getty Images

ベラルーシ・ブレストで合同軍事演習を行うロシアとベラルーシの軍=19日/Peter Kovalev/TASS/Getty Images

(CNN) ウクライナ情勢に関連しロシアが保持する通常戦力の75%近くをウクライナへ攻撃を仕掛けることが出来る位置に配置していたことが米国の最新諜報(ちょうほう)で24日までにわかった。

この諜報の内容を直接知り得る立場にある米政府当局者がCNNに明らかにした。75%の数字は今月20日時点でのものだが、ウクライナ近くでのこれほどの規模の兵力の集結は極めて異例と指摘した。

ロシアがウクライナへの軍事侵攻に踏み切るとの米国の判断を支える材料の一つになっていたとした。

これらの兵力増強にはウクライナ国境から60キロ離れた範囲内に展開する約120の戦術作戦大隊も含まれる。戦術作戦大隊は全部で160あると推定され、今回の集中的な配置はロシア軍の主要な戦闘部隊の75%を意味した。ただ、ロシア軍全体の兵士数のなかでは半分以下ともなっている。

さらにロシア軍が抱える防空支援の大隊50のうち35がウクライナへの攻撃参加に備えているとされた。米側は戦闘機や戦闘爆撃機の約500機、中型あるいは大型の爆撃機50機がウクライナに対する作戦遂行が可能な場所に待機しているともみていた。

これらロシア軍兵力の規模はウクライナ軍を大幅に上回っている。

英国国防省は今月17日、ロシアは地上戦闘に投入出来る兵力の半分超をウクライナ国境線近くに抱えているとの分析も示していた。

米政府当局者は先に、ウクライナ周辺に集結するロシア軍はウクライナ東部の一部地域を押さえる親ロシア派武装勢力も含め、19万人に上るとも報告していた。

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