国境で抵抗なし、防空網を封殺し都市攻撃せず ロシア軍声明
(CNN) ロシア軍は24日、ウクライナへの軍事攻撃に関連し同国の国境警備隊などからの抵抗は一切なかったとする声明を発表した。
ロシア軍はウクライナの防空能力も「封殺」したと誇示。ロシア軍の複数の軍用機を撃墜したとするウクライナ軍の主張を打ち消し、現実にそぐわない情報だと一蹴(いっしゅう)した。
CNNはロシア軍のこれら説明の真偽は確認していない。ウクライナ軍の参謀本部は先に、ロシア軍機5機とヘリコプター1機を撃墜したと述べていた。
また、ロシア軍の声明はウクライナの都市を標的にはしていないとも強調。「都市にミサイル攻撃や砲撃は仕掛けていない」とし、民間のウクライナ人は危険な事態にさらされていないとも断じた。
標的には高精度兵器を用い、ウクライナ軍関連のインフラ基盤、軍飛行場や防空施設を破壊したと説明した。
CNN取材班は、ロシアのプーチン大統領による特別軍事作戦の発動を受け、ウクライナ各地や親ロシア派勢力が押さえるウクライナ東部ドンバス地域外でも爆発音の発生を伝えていた。
一方、ウクライナ国防省は24日、同国軍は国境から侵入したロシア軍の攻撃に立ち向かっており、ロシア軍兵士に損失を与えているとの声明をメッセージアプリ「ワッツアップ」上で発表した。
状況を制御しており、「ウクライナの防御者たちの間に犠牲者はいない」とも主張した。