ウクライナ駐英大使、ロシア撃退する「十分な軍装備ない」
(CNN) ウクライナの駐英大使は24日、ウクライナが現在のところ、自国防衛のために十分な軍事装備を保有していないと述べた。
ウクライナのプリスタイコ駐英大使は、同国の陸上部隊がロシアの攻撃を撃退できるかどうか問われた際、「現時点では、我々には十分な人員がある一方、十分な装備がない」と述べた。
ロンドンのウクライナ大使館で記者団の取材に応じた同大使は、ウクライナが他国からの軍事装備、加えて財政および人道面での支援を必要としているとかねて表明していたと語った。
欧州連合(EU)加盟国の首脳らは24日夜、ロシアに対する制裁とともに、ウクライナに向けた一連の人道支援を発表した。
「だが、我々は本物の戦いを挑んでいる……戦車、ヘリコプター、飛行機が撃ち落とされている。我々は我々の国土を防衛している」とプリスタイコ氏は語った。
同氏はまた、ロシアが黒海やアゾフ海を封鎖する中、一部地域の防衛が困難であることを認めた。
これが同国の増強および補給能力に制約を加えていると説明し、ロシアが「重要なインフラを標的としており」、人道支援は「早急に、喫緊に」必要となると述べた。