ロシアの攻撃、ウクライナ西部にも 首都近郊で米国人記者が死亡
ウクライナ・キエフ/リビウ(CNN) ロシア軍は13日、激しい攻撃の対象をウクライナ西部にも拡大し、ポーランド国境に近いリビウ付近の軍施設に多数のミサイルを撃ち込んだ。また首都キエフ近郊のイルピンでは、米国人ジャーナリストがロシア軍に襲われて死亡した。
リビウはこれまでロシア軍の爆撃を免れ、各地から避難民が集まる拠点となっていた。
13日に攻撃を受けたのは、リビウとポーランド国境の間に位置するヤボリウの訓練施設。米国を含む北大西洋条約機構(NATO)との合同訓練にも使われてきた。軍当局によると、30発以上のミサイルが撃ち込まれた。
地元当局の発表によると、同施設では35人が死亡、134人が負傷した。ウクライナのレズニコフ国防相はこれを「テロ攻撃」と呼んで非難した。
現場の目撃者によると、衝撃音とともに爆発が起き、地面に深さ10メートルもある複数の穴ができた。人々ががれきの下敷きになっている恐れもあるという。