ウクライナ民間人の死者925人に、実数はさらに多い可能性 国連
(CNN) ロシア軍が侵攻しているウクライナで、侵攻が始まってからの民間人の死者数が21日までに925人となったことがわかった。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が明らかにした。
OHCHRによれば、少女11人、少年25人が死亡したほか、性別不明の子ども39人も死亡した。
民間人の負傷者は少なくとも1496人に上っている。
OHCHRは、民間人の死傷者の大部分が広い範囲に影響を与える爆発性の兵器の使用によって起きていると指摘。それらの中には、重砲や多連装ロケット発射システムからの砲撃や、ミサイル攻撃、空爆が含まれるという。
OHCHRは、実際の民間人の死者数は今回の数字よりもはるかに多い可能性が高いと警告している。なぜなら、特にここ数日は、戦闘が激しい一部地域からの情報の受け取りに遅れが出ており、多くの報告が保留となっているためだという。